選手エントリーいよいよ5月15日から!1年に1日だけの、サムライが激突する日。
能登半島地震チャリティオープントーナメント 第8回全日本居合道 自由組太刀 選手権大会
(2024年4月)
「斬られずに斬る」―流派や会派の垣根を越えて居合道最強を競う『オープントーナメント第8回全日本居合道 自由組太刀 選手権大会』(6 月29 日(土)開催 東京墨田区総合体育館サブアリーナ)。収容人数500人を可能とする会場の歓声をあびて、全国から頂点を目指す剣士のエントリーがいよいよ5月15日(火)受付開始予定です。
サムライが学んだ刀を使う武道「居合(いあい)」は、次代への継承が危ぶまれています
340年の歴史を誇る古流の「無外流」を継承する国際居合道連盟鵬玉会(ほうぎょくかい)は、その居合を次代に継承し、発展させるために、流派の壁を越えて技術をぶつけあう全日本大会を毎年夏に東京から開催してきました。
令和6年の今年は、昨年度の観客動員を受けて墨田区総合体育館サブアリーナに場所を移動。500名の観客を収容でき、舞台としては申し分ありません。
「世界は居合に注目している!」居合の未来を作るために
桜のシーズンと一緒にインバウンドの波が日本に押し寄せていましたが、居合の世界にもそのブームは起きていました。
古流無外流を免許で継承し、その無外流の中でも全国組織である国際居合道連盟鵬玉会には、アメリカの特殊部隊であるデルタフォースのかつての現場トップや、アメリカのトップ大学の一つであるカーネギーメロン大学情報工学の卒業生たちが教授に率いられてやってきました。ドバイから、グローバル企業の経営責任者たちを日本初の迎賓館である明治記念館に迎えたのも4月のことです。
これらは日本の誇るサムライ、居合が世界に注目されていることを意味しています。
サブアリーナには、国内外を問わない500人の観客を迎えましょう
今回の大会は、外国人にとって最もわかりやすい「居合道の勝負として、自分が斬られずに斬る。」という国際居合道連盟フルコンタクト居合ルールです。
誰でも目で見える勝負は、流派や所属組織の枠を超えて競い合うことができます。
一年のうち、たった一日だけサムライが激突する大会です。
今までの居合の大会は形(かた)の優劣を競うだけの大会でしたから、このフルコンタクト居合ルールで戦う自由組太刀の大会は稀有な存在です。
それが日本の東京で行われます。
ルールは「斬られずに斬る」
修練した居合の技術をぶつける大会ですから、禁じ手はほとんどありません。斬られずに斬るためには、散々に工夫が必要ですし、斬る部位は限定されていません。
ただし、投げや体当たり、あるいは蹴り、突きやひじ、ひざでの攻撃や頭突きはその範疇に入っていません。
もしそれを安易に認めるなら、その技術を専門的に稽古する必要があります。そうでなければ、専門で稽古した空手家や柔道家の打撃や投げをあまりに軽視していることになるでしょう。そして、居合の技術の攻防に集中できなくなってしまいます。極端に言えば「汚い試合」になってしまい、見るものを感動させません。ジュニアクラスの保護者は、汚い試合を自分の子どもにさせたいとは思わないでしょう。
これは空手を長く修練した鵬玉会会長だからこその判断だと言えるでしょう。
会長談話) IIO(国際居合道連盟)フルコンタクト居合ルールは
鮮やかな居合技術の攻防ができる
「もし、素手素足の打撃が許されるなら、私なら一瞬で間合いを詰めて、刀での攻撃を入れつつ、内またへ下段の蹴りを入れます。突きと蹴りのコンビネーションのようなものです。内またなんか蹴られたことも、効かされたこともないので、踏ん張ろうと前かがみになる。そこを腹に膝蹴りを入れてあおむけに転がします。ヘッドガードの顔面か、あるいは顎当たりに柄をぶちこんでもいいかもしれない。
私がプロボクサーとやりあったときは、ひざではなく、顎への上段前蹴りでしたが、これで転がして終了させたことがありますが、それと同じ要領です。
それができる空手家なら、躊躇なくまたがり、腕の自由を奪った刹那に刀の柄でヘッドガードのアクリルの顔面をたたき割れるでしょう。いや、ヘルメットのガードを、空手の鉄則どおり頭の方からかかとをぶち込んで割ってもいい。
しかし、それは凄惨なものです。高度な居合の技術の攻防とは遠く離れたものですよね。「居合じゃない」と思われても、ルールが許すなら、対戦相手が実際にいる試合はそれに沿って展開するものなのだ、と私はよく知っています。こんな試合、誰も見たくないし、私が親ならそんな試合には子どもを出しません。
そうならないよう、過去の大会を通じてルールは考えられてきました。
安全で、理想の技術の攻防がある、そしてそれを通じた向上こそ、みんなが見たいものだと思うんです。」(鵬玉会 武田会長談)
まずは鵬玉会のYouTubeチャンネルにアップされている再生リストの「オープントーナメント「第8回全日本居合道 自由組太刀 選手権大会」The real clash of the Samurai can be seen in Japan」、特にIIO Jiyu-Kumitachi RULESでルールをご確認ください。
散々考えられた、現時点での最良のルールで安心して出場できるでしょう。
安心して身につけた技術の攻防に集中できることがわかるでしょう。
エントリ―開始は5月15日(水)から
出場申し込みは5月15日(水)から開始予定です。
大会に出場すれば、自流の技を見せることになるため、各選手の流派・組織の長に出場の許可が必要です。
許可をいただき、ぜひ出場してください。
技術の攻防の中に、新たな発見があるでしょう。
出場申請をし、所属組織の許可を確認され、出場を認められた選手は参加のための諸費用を負担いただき、出場決定という流れです。
これが居合の大会の標準になる日が来る
事実上の標準になってしまったものを「デファクトスタンダード」と呼ぶビジネス用語があります。
きっと10 年後、この組太刀こそ居合の事実上の標準、デファクトスタンダード、「この(自由)組太刀こそ居合だ」と一般の人が感じるようになっているでしょう。
この理想に共鳴してくださる流派・会派の方の「第8 回全日本居合道 自由組太刀 選手権大会」へのご参加を歓迎いたします。
令和6 年4 月吉日
第8 回全日本居合道 自由組太刀 選手権大会会長
国際居合道連盟鵬玉会会長 武田鵬玉
大会実行委員長 田中知博
大会実行委員会顧問 日野鬼鳳/安村凰玉
【開催概要】
日時 2024 年6 月29 日(土)
場所 東京都墨田区総合体育館 サブアリーナ
主催 国際居合道連盟鵬玉会
クラス リトルジュニア(~小学3 年)/ジュニア(~小学6 年)/ユース(アンダー18)/マスターズ
(50 歳~)/新人戦(初めての大会参加 無級・級)/一般女子/一般男子
【国際居合道連盟 鵬玉会について】
ミッション:無外流居合の普及・指導活動を通じ、武士道の醸成に貢献する
「日本を紹介する」というときに、アメリカのメジャー放送局でさえ日本の美しい刀を使うサムライの武道である「居合」を特集します。しかし、今や居合というかつてのサムライが学んだ素晴らしい武道は絶滅寸前です。それを継承し、そして残すだけではなく、日本人のアイデンティティとして普及していくことには、大きな責任があります。
340 年の歴史を誇る古流居合の無外流。その全国組織である国際居合道連盟鵬玉会では、この責任を果たすために5 歳からの少年少女への指導、大人の生涯の趣味として全国に広がり活動しています。
新選組三番隊隊長斎藤一を先輩に持つ私たちは、2023 年秋の京都では、くろ谷金戒光明寺(会津松平容保公が京都守護職として、1000 名の兵とともに駐留、新選組をお抱えになった名刹)から依頼を受け「秋の特別拝観 特別企画」で3 週間に渡り国内外含め延べ3,000 名を超える観光客の前で主演武を行いました。
本年は箱館(函館)戦争終結から155 年。私たち鵬玉会は、京都で結成された新選組の足跡をたどり、年始は京都で形大会、夏は東京で自由組太刀大会、秋に箱館五稜郭で試し斬り大会を開催する、選手にとってもドラマティックで記念となる1 年になります。
国際居合道連盟 鵬玉会
会長 武田 鵬玉
〒111-0051 東京都台東区蔵前4-20-10 SCOP21 ビル3F
TEL 080-4365-6512(専用ダイアル 大会事務局)
URL https://mugai.org/
大会特設サイト https://mugai.org/8th_alljapan_kumidachi/
▼団体や選手、メディア、企業のお問い合わせはこちらから
https://mugai.org/publicity/
広報担当 安村凰玉