IIO実戦居合ルール

IIO(国際居合道連盟)実戦居合ルール

(1) ヘッドガード
どんなものでも構いませんが、顔面と頭上をカバーしていることが条件です。
全日本大会の場合、ベスト8以上の戦いでは、このヘッドガードを外す。
外さない場合は棄権となる。

(2) オープンフィンガーグローブ
この他、鞘(腰につける輪)は試合時に貸し出し、公式ソフト剣は受付時にもらうことができます。

約束組太刀と同じように袴のひだの外から2枚目をとりスタート。
鞘となる輪の中に、ソフト剣を入れる。脇差が必要な場合は、実際と同じように鞘となる輪は太刀、脇差ともに必要。

通常は主審1名につき、副審4名を加えて、その過半数をとれば一本となる。
(敗者復活戦等は副審2名になることもある)

からだのどこかに刃部分が当たれば、一本で勝利
本戦1分 引き分けの延長は30秒とする。
失格は一本負け 注意2で一本となる。
居合の技術を活かすための一瞬のつかみ、押し、掛けはすべて認められる。その場合、敵を倒しても、敵づけないしは刀が敵のからだのどこかに触れている必要がある。
一瞬ではない力業は「注意1」となることがある。

居合の勝負であるため、初太刀は抜き打ちの抜刀でなければならない。
抜刀して構える剣術スタイルで始めた場合、即時「納刀」を指示される。抜刀してコートに入ることは認められない。随わなければ注意1。

相打ちは引き分けのため無効。居つけばそれは死を意味する。

戦場に立った侍として、感動を呼ぶ戦いをしたい。
抜刀したままで膠着した場合は仕切り直しとして納刀を指示される。
膠着の目安は10秒。立って戦おうが、座って戦おうが、10秒を目安に膠着すれば仕切り直し。チャンバラではないので、ただの連打が続いても「待て」が指示され仕切り直し。「立って納刀」が指示される。
戦う様子が認められないと「注意1」を受けることもある。
審判は状況に応じて「止め」を指示することがあるが、随わない場合、「注意1」を受けることがある。

倒れた相手への攻撃

滑ろうが、崩れようが、倒れた相手を攻撃しない。
審判から「止め」が入る。

「止め」が入る前後に関わらず、倒れた相手を攻撃した場合には「注意1」となる。

美しい戦いを

「蹴る」「殴る」「投げる」を故意にすることは認められない。
「注意1」となる。